ロンドンのトゥイッケナム競技場で行われる17日の準々決勝で南アフリカと激突するウェールズ。過去の対戦成績、けが人が続出するチーム状況を考慮すれば、苦戦が予想されるが、主将のサム・ウォーバートンは好結果に自信を示した。

1906年以来、ウェールズが南アフリカに勝ったのはわずか2度。ニュージーランドとオーストラリアを含めた南半球の強豪3チームとの対戦でも、W杯では1987年大会でオーストラリアを破った1勝しかない。今大会では出場チームの中で最多の負傷者を出していることも考えれば、南アフリカ戦での劣勢が予想されるが、ウォーバートンは下馬評を覆す可能性は十分にあると語った。

「私たちは過去の対戦について話をしていない。今回の試合とは関係ない」と5日に27歳となったフランカーは話した。「勝つ可能性は常にある。身体面で大きなチャレンジになると思う。FWは重要な仕事をしなければならない。肉体、精神の両面で最適の状態で臨む必要がある」

ウェールズは当初招集したメンバーのうち、6選手が負傷で離脱。しかし、ウォーバートンは「FW陣に負傷者が出ていないのは幸運。バックスを入れ替えるのは簡単だ」と懸念を払拭した。

ウェールズは15日に南アフリカ戦の登録メンバーを発表。1次リーグA組の最終戦となったオーストラリア戦から先発を3選手入れ替えた。3列目にはダン・リディアトが復帰し、プロップにはゲシン・ジェンキンズが入った。バックスはタイラー・モーガンがCTBで先発し、ジョージ・ノースがWTBに回ることになった。

ウェールズは過去の対戦成績で南アフリカ戦に圧倒されているが、昨年11月にカーディフで行われたテストマッチでは12−6で勝利。同6月のテストマッチでも30−31と大接戦を演じた。ウォーレン・ガットランド監督は「これまでの南半球のチームとの試合では、引き離されないように粘ることしかできなかった。だが、今ではそのような試合になるとは考えていない。主導権を握りたい。試合当日に好プレーができれば、勝てると期待している」と前向きに話した。

しかし、南アフリカも1次リーグの初戦で日本に敗れた後、見事に立て直してきた。ニュージーランド人指揮官は「FW陣は非常に強力だ。スクラムやラインアウトで互角の戦いをしなければならない。日本戦で敗れたショックからは立ち直っている。敗戦はチームが団結するのに役立ったようだ」と警戒した。

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