ワールドカップ(W杯)史上、ドロップゴール(DG)の重要性を最も理解しているのは、元南アフリカ代表のSOジョエル・ストランスキー氏に違いない。ニュージーランドと対戦した1995年W杯決勝、ストランスキー氏は2本のDGを決め、スプリングボクスを地元優勝に導いた。

今大会の1次リーグで決まったDGはわずか3本。4年前の大会では過去最多の15本が記録されており、大幅な減少になっている。しかし、一般的には準々決勝以降にDGが増加する傾向にあり、ストランスキー氏も今後の勝敗の鍵になる可能性があるとみる。

「大一番ではいかに得点を積み重ねるかが大切だ。1次リーグではトライを狙ってプレーしている。できるだけボールをキープしようとする上、失敗や負けを恐れる気持ちも少ない。しかし、決勝トーナメントに入ると、細かく得点する必要が出てくる。DGは勝負を決める得点になる可能性がある」

南アフリカは今大会の1次リーグ初戦で日本に敗れたが、その後は見事に挽回して準々決勝に進出。今大会をテレビ解説者として観戦するストランスキー氏も母国の立て直しに満足しているが、17日のウェールズ戦は決して楽な試合にならないと考える。

「南アフリカは最悪のスタートを切ったが、その後は要求以上のプレーをしている。サモア、スコットランドとの試合では素晴らしいプレーを見せ、米国戦でも必要最低限のラグビーはした。日本に敗れた後、必要とされることは全てやってきた。準々決勝に進出し、調子も悪くない。けが人が出ているのは残念だが、結果としてチームはより好調なラグビーをしている」

「ウェールズは勇敢なチーム。厳しい状況に追い込まれても、決勝トーナメントへ勝ち上る方法を見つけ出した。厳しい試合になるだろう。素晴らしい選手がおり、簡単に勝てるチームではない」

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