17日にカーディフで行われる準々決勝のニュージーランド戦を控え、フランスFW陣は予想される肉弾戦を待ち切れないようだ。フィリップ・サンタンドレ監督に率いられ、1次リーグD組で3連勝と好スタートを切りながら、最終戦のアイルランド戦では9−24の完敗。だが、連覇を狙うオールブラックスとの大一番を前に、アドレナリンはもう出始めているという。

長いライバル関係に新たな1章を加える対戦の前には、いつも通りオールブラックスのハカが披露されるはず。だが、“ル・ブルー”の選手たちはそれさえも心を奮い立たせる材料にするつもりだ。「ほかにない類いまれな、誰もがいつまでも忘れられない瞬間だ。彼らにとってハカは戦意を高揚させる材料だろうが、それは対戦相手にとっても同じこと」とプロップのニコラ・マスは言う。

FWベンジャマン・カイザーも同じ思いだという。「その後の80分に集中したいが、ハカは戦いへ加わるための招きだ。素晴らしい試合をしたければタフでなければならない。僕らは最後まで戦う準備ができていると思う」

トリコロールで対抗

4年前のオークランドでの対戦前には、フランスの主将ティエリ・デュソトワールが三角形に並んだチームメートの先頭に立ってハカに対抗。そのさらに4年前、今回と全く同じカーディフでの準々決勝では、選手たちがジャージを脱いで青、白、赤のTシャツを披露し、国旗のトリコロールの順に並んでオールブラックスに対峙した。どちらの試合でも、この策がフランスに底力を発揮させた。前回の決勝は7−8と1点差の惜敗だったが、8年前のミレニアムスタジアムでの対戦では20−18で難敵を倒した。

桁外れな相手

カーディフでの大一番に向け、フランスの選手たちは準決勝に進むにはベストのパフォーマンスを見せるしかないことをはっきりと自覚している。「とても大きな挑戦だ」とマス。「選手生活でこれほど大きな試合は数えるほどしかないし、ここまで来るのにみんな努力してきた。どれが最後の試合になるか分からないが、この試合は特に大きい。みんなの気迫がみなぎっていることは間違いない」とチームの士気が最高度に高まっていることを強調した。「相手のプレーに見とれていては駄目だ。最高の状態の時の彼らは、桁外れなことをやってのける。だが彼らに疑念を抱かせることができれば、チャンスは出てくる」

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