【ウェールズ】

医療ドラマシリーズ全編で語れないほどのけが人に見舞われながらも、予想を覆す戦いで8強入りを果たしたウェールズ。ここ数ヶ月でチームが失った選手はジョナサン・デービス、リー・ハーフペニー、リース・ウェッブ、リアム・ウィリアムズ、スコット・ウィリアムズ、コリー・アレン、ハラム・エーモス。しかし、驚くべきことに準々決勝へ駒を進めた。イングランドに勝ち目があるとされた試合にも勝ち、オーストラリア戦では鉄壁ディフェンスの前に敗戦を喫したが、勝利を求める精神、回復力はここまで一度も落ちることはなかった。

注目選手

キックの前の独特な細やかな動きが人気を集めているダン・ビガー。大荒れのチームプレーの中で、彼の堅実な守備、確信の持てる攻撃力はオアシスのような存在だ。唯一のショッキングな出来事は、オーストラリア戦で大会を通して16回目にして始めてキックを外したこと。試合を決めてしまう悔しいミスとなったが、その一方で彼の存在の大きさを証明するものとなった。

最高の瞬間

トゥイッケナム競技場でイングランドに勝利。ウェールズのラグビー史上最高の時間となった。後半12分に12−22と10点のビハインド。そして3人をけがで失いながらも、28−25で逆転勝利につなげた。

最低の瞬間

故障者の事情は抜きとして、オーストラリア戦。一時退場で2人を欠いた13人を相手に、防御の壁を崩せず得点できなかったこと。有利な条件にも関わらず逆転できず、6−15で敗れた。

ベストコメント

WTBのリアム・ウィリアムズの離脱が決定し、44歳のニール・ジェンキンス・アシスタントコーチに、交代選手は誰が起用されるのか、問うと「私だ」の答え。

予想

どのチームよりも不利ながら、強い意思で試合に臨んでくるチームを否定することはばかげている。都会的でスマートなウォーレン・ガットランド監督の指揮の下、この苦境も美徳として挑んでくるだろう。ウェールズは前回の対戦では南アフリカを破ったチームとして、トゥイッケナム競技場に戻ってくる。


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