3勝を挙げながら1次リーグ突破を逃す史上初のチームとなった日本。終盤の逆転劇で南アフリカを下した初戦は、W杯史上最大の番狂わせといわれた。

ワールドラグビーが2003年5月から毎週月曜日に発表している世界ランキング。大会前に1位だったニュージーランドと2位のオーストラリアのポイント差が、2位と7位のフランスの差より大きかったように順位だけでは正確な実力を測れない。さまざまな用途に用いられる客観的な数値をもとに、歴代W杯で起きた波乱のショックの大きさを整理した。

対戦チームのポイント差を元に換算した、03年大会以降の番狂わせランキングは以下の通り(太字は今大会):

大会 勝ちチーム 負けチーム ラウンド ポイント差
2015 日本 南アフリカ 1次リーグ 13.09
2011 トンガ フランス 1次リーグ 11.30
2011 アイルランド オーストラリア 1次リーグ 10.34
2007 イングランド オーストラリア 準々決勝 8.17
2007 イングランド フランス 準決勝 8.00
2007 トンガ サモア 1次リーグ 7.39
2007 フランス ニュージーランド 準々決勝 6.54
2015 ジョージア トンガ 1次リーグ 6.33
2007 アルゼンチン フランス 1次リーグ 6.12
2003 オーストラリア ニュージーランド 準決勝 5.99
2007 フィジー ウェールズ 1次リーグ 5.86
2003 カナダ トンガ 1次リーグ 3.87
2015 日本 サモア 1次リーグ 3.08

これを見ると、日本が南アフリカを下した試合が、両チームの間に一番大きなポイント差があったことが分かる。しかし、その次に大きなショックを味わった11年大会のフランスが決勝まで駒を進めたことを考えれば、南アフリカもそこまで落胆する必要はないのかもしれない。

フランスを下したトンガは、勝者か敗者のいずれかの立場で、03年以降の4大会で常に番狂わせに関与してきた。11年大会でフランスが敗れる前までの最大のショックは、同大会のオーストラリアのアイルランド戦の敗戦。ティア1同士の強豪対決でも、波乱が起きていることが分かる。

今週末の準々決勝で、フランスがニュージーランドに、あるいはスコットランドが南アフリカに勝てば、ティア1同士の対戦とはいえ波乱と言える。だが少なくとも、最大のアップセットを起こした国が日本であることは、4年後の自国開催まで変わることはない。3週間後の決勝で、スコットランドかアルゼンチンがニュージーランドを下すことがなければ。

提供:RNS sg/ns/mn/hh