1次リーグを通じて、けが人続出に悩まされたウェールズだが、準々決勝の南アフリカ戦に向け、逆境に打ち勝とうとする中、「戦って疲れ果てる」よりも「戦って鍛える」という目標を掲げてきた。

ウェールズは、大会開幕前の登録メンバーから6人がけがで離脱という手薄で厳しい中、1906年から30戦してわずか2勝しか挙げていない難敵の南アフリカと対戦する。

2勝のうち1勝は、昨年11月に本拠地カーディフで顔を合わせた試合で、ウェールズが12−6で勝った。イングランド、オーストラリア、フィジー、ウルグアイで構成される「死の組」A組で勝ち抜いた今、17日にトゥイッケナム競技場で南アフリカ相手に番狂わせを演じようと意気込んでいる。

ウェールズのロビン・マクブライドFWコーチはサリー州にある合宿所で12日、「彼ら(南アフリカ)は、非常に力強いセットピースを仕掛けてくる。彼らが優位な点を把握している」と語った。

「彼らは強いオフローディングゲームもする。全て速いペースで展開する。ゲインライン突破を仕掛けられた際に、彼らと競えるかにもかかってくる」

「『戦って疲れ果てる』のではなく『戦って鍛える』のであり、タンクに充分なエネルギーを蓄えておかねばならない。今週、いかに選手の調子を整えていくかにかかってくる。過酷な試合を目の前にした今、これが今週のチャレンジとなっている」

チームは、10日に行われたオーストラリア戦で足を負傷しチーム離脱を強いられたWTBリアム・ウィリアムズ(24)の交替についても方針を固められないままでいる。

今大会開幕に先立ち、同じような故障を抱えていたウィリアムズ(写真)は、リー・ハーフペニー、リース・ウェブ、スコット・ウィリアムズ、ハラム・エーモス、コリー・アレンに次ぎ、ウォーレン・ガットランド監督が当初、構想していたW杯メンバー内で6人目の離脱者となった。加えて、ハーフペニーの交替要員として招集されたエリ・ウォーカーもけがで苦しんでいる状態だ。

ウェールズはまた、オーストラリア戦で相手がイエローカードで13人になった場面で加点できなかったことに気をもんでおり、それを乗り越える必要もあるだろう。

「チャンスが再び回ってきたら、ただちにそのチャンスをものにしなければならない。それを学ばなければならない。最終的にあの試合に負けたわれわれは頭をかくしかなかった」マクブライドコーチは言う。

「あの試合から、ポジティブな面も取り入れる必要がある。(2014年の)秋に南アフリカが最強のチームでわれわれに挑んだとは思えない。今週末の戦いは厳しくなるはず。彼らの選手層も厚さもここ数週間で見てきた」

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