ラグビーワールドカップ(W杯)を終えた日本代表が12日、英国中西部グロスターの宿泊先で取材に応じ、激戦を終えた選手らはリラックスした表情を見せた。今回のW杯では目標の準々決勝進出に届かなかったが、1次リーグで強豪の南アフリカから大金星を挙げるなど3勝。1991年大会以来の勝利を記録しただけでなく、果敢なラグビーは世界中の注目を集めた。

日本ラグビー協会の坂本典幸専務理事は「世界のラグビーファンの感動を呼んだ」と選手をたたえ「ベスト8に残れなかったが、南アフリカ、スコットランドには頂点を目指してほしい」と1次リーグの対戦相手にエールを送った。

1次リーグで58得点を挙げ、日本躍進の一つの要因になった五郎丸歩は「日本の皆さんに、やっていることが伝わっているのがうれしい」と喜び、帰国後は「家族とのんびりしたい」と穏やかな表情。今大会で日本代表の最年長記録を更新した37歳の大野均は「準々決勝に行けなかったが、達成感がある。W杯史上で世界が日本について知っている一番の出来事は95年の145失点だったが、南アフリカに勝ってそれを塗り替えることができた」と20年前の歴史的な敗戦を払拭(ふっしょく)したことを喜んだ。一方、畠山健介は「3勝することが目標ではなく、準々決勝に進出することだった。本当に悔しい」と8強入りに届かなかったことを残念がった。

エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は今大会を最後に退任するが、12年からチームを率いた指揮官を称賛する声も聞かれた。畠山は「彼が率いてくれて、そのおかげで素晴らしいW杯になった」と55歳のオーストラリア人指揮官に感謝。堀江翔太は「すごいハードワークをする監督だった。運営からもコーチからも全て目を通していて、体は大丈夫なのかと思った」と熱血指導を続けた同HCをたたえた。

好天の中、選手はジャージーに寄せ書きをするなどリラックスした様子で、英国での最後の時を楽しんだ。日本代表の一行は現地時間12日に英国を出発し、日本時間13日夕方に日本に到着する予定。

提供:RNS hn/fs//kf