1次リーグB組のスコットランドは、10日のサモア戦に勝てば、翌日の日本−米国戦の結果に関わらず、準々決勝進出が決まる。今大会2勝1敗だが、3戦とも前半のパフォーマンスが悪く、チーム内でもサモア戦では前半から、エンジン全開の機運が広がっている。

試合前半の不調について問われ、バーン・コッター監督は「我々も前半からいいプレーをしなければいけないことは承知しているし、接触エリアでのパフォーマンスを上げたいと思っている。南アフリカ戦で多くを学んだ」とコメント。克服するための課題は「もっと早めにボールを奪うこと」と話した。

16−34で負けた3日の南ア戦は、3−20でハーフタイムを迎えた。その前の米国戦は勝ったものの、前半6−13とリードされており、初戦の日本戦も前半12−7と僅差で折り返している。後半、負けられないプレッシャーが大きくなるとみられるので、前半を何が何でもいい形で終えたい。

スコットランドにとって明るいのは、SOフィン・ラッセルとCTBマーク・ベネットが先発メンバーに名を連ねられたこと。ラッセルのアタック能力は、チームをゲインラインまで素早く押し上げるし、ベネットはそれに鋭く反応してチャンスを生かす。

スコットランドのサモアとの対戦成績は8勝1敗で、唯一の負けは前戦の2013年6月。サモアのアレサナ・ツイランギがその試合で2トライを挙げて勝利に貢献した。しかし、ツイランギは今回のスコットランド戦に出られない。日本戦で危険なタックルをし、5週間の出場停止となったからだ。

サモアは1次リーグ敗退が決定しており、スコットランド戦でのモチベーションに影響が出るのでは、との懸念がある。それに関し、スティーブン・ベサム監督は「大事なのは母国の人たちのためだけにプレーするのではなく、自分たちのために戦うことだ。選手たちの才能はあるが、大会を通してそれを全く示せていない」と嘆く。そして「いつでも危険なチームになり得るのに」と残念な様子を隠せずにいた。

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