大会一番乗りで準々決勝進出を決めたニュージーランド代表「オールブラックス」だったが、2日のジョージア戦はスティーブ・ハンセン監督が求めていたパフォーマンスにほど遠いものだった。

20分間に4トライを挙げる場面もあったが、世界ランク15位のジョージアの果敢な攻撃にてこずる時間帯もあったほど。ともにWTBのジュリアン・サベアとマラカイ・フェキトアが終盤にトライを挙げてスコアの上では格好が付いたが、準々決勝の相手になると見られるアイルランドやフランスに対してこの夜の出来では苦戦は免れない。

ニュージーランドが7−0とした直後の開始8分、場内があっと驚く出来事が起こった。オールブラックスのWTBワイサケ・ナホロがハーフウエーライン付近で持っていたボールをこぼす。それを奪ったチームメイトのパスを受けたジョージアのFBベカ・チクラウリが、ディフェンスを一気に振り切ってトライを決めると、7万人近い観客から大歓声が巻き起こった。

試合前はオールブラックスによる「得点に次ぐ得点の展開」が予想されていたが、ふたを開けて見ればジョージアの好プレーが目立った試合。ハンセン監督は「出来がいい試合とは言えないし、まだまだやることはあるが、いいトライも挙げることができた。また修正すれば本調子になるだろう」と泰然としていたが、王者がどこまで仕上げてくるか。大会後半戦の見どころになってきた。

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