初の準々決勝進出を目指す日本代表は2日、サモア戦の舞台となるミルトンキーンズで前日練習を行った。移動バスが渋滞に巻き込まれて練習開始が約1時間遅れたが、天候はこの日も穏やかで選手たちは大事な一戦へ最後の準備を進めた。

1次リーグB組の日本は、現在1勝1敗だが勝ち点4で並ぶサモアに得失点差で及ばないため5チーム中4位と厳しい状況。首位スコットランドが勝ち点10、南アフリカが勝ち点7としているため、各組上位2チームが出場する準々決勝に進出するためにサモア戦はなんとしても負けられない。理想は4トライ以上を挙げて勝ち、ボーナスポイントを含む勝ち点5を加えることだ。

練習後の記者会見でエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は「相手は世界でも最もパワフルなチームの一つ。全てのポジションで身長、体重差がある。明日は日本が決してフィジカルで劣ってないことを証明する良い機会だ」と意気込みを語った。試合への抱負を求められると「われわれの目標は準々決勝。大会前は笑われていたが、今は達成目前にいる。目標を達成してラグビーファンを日本で増やしたい。日本では2千万人もの人がスコットランド戦を見た。2千万といったらカンガルーも含めたオーストラリアの人口と変わらない」と母国を引き合いにして会場を笑わせた。

両親の出身地、サモアと対戦するCTBマレ・サウは「いろいろな感情が湧くと思うが非常に楽しみ。相手はフィジカルを前面に出してくる。日本もそれに負けずぶつかって行くしかない」と淡々と話した。

第2戦のスコットランド戦は、南アフリカとの激闘から中3日という過酷な日程にも災いされて大敗。今回は中9日と十分な休養期間があって体力的にも回復し、サモア対策もじっくり練ることができた模様。後はピッチで結果を出すだけだ。

提供:RNS hn/kf