オーストラリア代表は29日、強力FWメンバーのワイクリフ・パールーとウィル・スケルトンがけがのため、次戦以降は欠場することを発表した。チームは今大会のヤマ場ともいわれるイングランド戦(10月3日)を前に、大きな痛手を受けている。

チーム内でも尊敬される存在のナンバー8、パールー(写真)は27日のウルグアイ戦でハムストリングを負傷。前半だけ出場して交替したが、この試合が「最後の代表戦」になった可能性もある。

ロックのスケルトンも同じ試合の後半中盤にけがで交替。当初は肩の軽傷とみられたものの精密検査の結果、胸筋のけがと分かり、オーストラリアに帰国して外科医の診察を受けることになった。

3番手のフッカー

マイケル・チェイカ監督はパールーと同じポジションの交替要員を入れず、オーストラリア国内でプレーする3番手フッカーのジェームズ・ハンソンを招集した。

スケルトンの替わりは、フランスのボルドーでプレーするロックのサム・カーターが務めることになった。カーターは膝の負傷により、当初発表された31人から漏れたが、そのけがからは回復している。

ハンソンはキャップ数10で、2014年に代表デビューしたカーターは12だ。チェイカ監督は、新たに招集した2選手が抜けた穴を埋めてくれると信じている。

パー ルーは9年前のイングランド戦で代表デビューしてから、これまで57の代表試合で戦ってきた。チェイカ監督は「彼は非常に優れた選手で、あの試 合が国を代表する最後の試合になった可能性が高く、そういう点では悲しい日となった」とパールーに感謝の意を示した。

大きな影響

「彼(パールー)が今大会に出場しようとけがの回復に努めていたことは、他の選手にも特別なことに映っていた。彼は物静かだが、チームに大きな影響を与える選手だったので、彼を失ったことは痛手になるだろう」

「ウィル(スケルトン)については、彼にとって初めてのワールドカップだった。彼は大変良いインパクトを与えていたので非常に残念だ」

それでも、チェイカ監督は前を向く。「ハンソンもカーターもチームにずっといたと同然。カーターは、けがするまでほぼ先発メンバーだったから、彼のような選手がいてとてもラッキーだったと思う。ハンソンについては経験豊富で、昨年のスーパーラグビーでいいプレーをしていた」

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