26日に行われた南アフリカ−サモア戦で、後半にサモアのジョージ・ピシがベンチからピッチに送られた。サモアはこの試合で敗れはしたが、ラグビー・ワールドカップ(W杯)で新たな歴史が生れた。

一番下のケンが先発出場。一番上のトゥシも後半14分にピッチに出た。ジョージは後半26分、サモアのラグビーでは有名なツイランギ一家のアレサナ・ツイランギと交替し、W杯史上初の兄弟3人の同時プレーが実現した。

ケ ンとジョージはイングランドのクラブチーム、ノーサンプトンにそろって所属。トゥシは日本のトップリーグ、サントリーでプレーする。ケンは 「素晴らしい気分だね。われわれはその機会があるかもしれないと思っていたし、3人が同じチームでプレーしたいと思ってきた。ローカルレベルでは3人同時に プレーしたことはあっても、代表レベルではこれまでなかった。代表レベルで一緒にプレーというのは、わが一家にとっては非常に意義のあること。負けて悲し いが、歴史を刻めたことは特別なこと。いい気分だった。記録に名を残せたわけだからね」

ピシ3兄弟は、10月3日に行われる日本戦での先発メンバー入りを狙っている。兄弟3人はそれぞれ異なった選手のようだ。

ケンは「トゥシは真面目。ジョージは家族の中でも冗談ばっかり言っている。私は静かで、落ち着いている。トゥシはフィールド上では頭が切れるし、ジョージにはアグレッシブさと高い身体能力がある。私にはスピードがある」

サ モアのサネレババエ・ツイランギが後半22分に交替出場してW杯デビューを飾った。サネレババエの兄弟、フレディー(1995年)、ヘンリー(2007 年)、今大会のアレサナ(2007年、2011年、2015年)がサモア代表でW杯をプレー。マヌ(2011年)はイングランド代表としてW杯 を戦っている。4兄弟による、もう一つの「家族史」もつくられた。

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