どのスポーツにおいても、弱小国が強豪国を破ることは話題になる。

特に、今回のラグビー・ワールドカップ(W杯)イングランド大会では、第2グループ国の健闘が著しい。日本が南アフリカを破り、ジョージアがトンガに勝ったほか、ナミビア、ルーマニアもそれぞれ、ニュージーランドとフランスを相手にトライを挙げた。

ワールドラグビーは前回の2011年大会以降、数百万ポンドの投資で弱小国ラグビーのレベルを上げ、トップ国との実力差を埋めようとしてきた。


今大会、日本代表のカーン・ヘスケスが南アフリカ戦の終盤に劇的なトライを決め、歴史的な勝利を飾ったが、ワールドラグビーの競技・運営責任者、マーク・イガンは驚いていない。

「私自身、日本でプレーしたことも住んだこともある。素晴らしい選手、施設、教育制度がそろっている。エディー・ジョーンズ(ヘッドコーチ)とスティーブ・ボーズウィック(アシスタントコーチ)が選手らを献身的にさせ、競争力を上げた」と話す。

「ルーマニアもカナダも上手くなったし、ジョージアもトンガに歴史的な勝利を収めた。サモア−米国戦も素晴らしかった」

施設やスポーツ科学への年間600万ポンドの支援のほか、ワールドラグビーはトップの第1グループと第2グループ間の国際試合を増やし、2011年大会以降、35試合行われた。そのうち、低いランクのチームが8勝した。

「最もレベルの高い大会はスーパーラグビーや欧州6カ国対抗らプロリーグだ。一つの戦略は、低いレベルの国の選手をこういったリーグでプレーさせること。そこで腕を磨けば、母国チームの代表として貢献できる」とイガンは話す。

ジョージアはワールドラグビーを含めた複数の団体からの支援を受け、2017年のU−20(20歳以下)世界選手権を同国で開催する。

「ジョージアは自信をつけた。今大会のため84日間、合宿を行った。われわれの投資の成果が出てきている」とイガンは指摘する。

提供:RNS js/svw/jh/hh