ラグビーW杯米国代表のロック、ヘイデン・スミス(30)は、初めてNFLでプレーしたラグビー選手だ。オーストラリア生まれで英国ラグビーのサラセンズでプレーしていたスミスは、2012年にNFLのニューヨーク・ジェッツ入り。同年12月のサンディエゴ・チャージャーズでは、QBに次いで技術的な要求度の高いタイトエンドのポジションで出場し、17ヤードのパスをキャッチするキャリア最高のプレーを演じている。ラグビーで養ったランニングとパスの技術が生かされた結果だろう。

スミスは1年限りで古巣のサラセンズへ復帰したが、13人制のオーストラリア・ラグビーのスター選手、ジャリッド・へインがスミスの切り開いた道を追ってサンフランシスコ・フォーティナイナーズ(49ers)へ入団。9月にRBでデビューして大きな注目を集めている。

ラグビーに復帰したスミスは、前回ニュージーランド大会に続いてW杯出場は2度目。米国は今大会初戦のサモア戦で敗れたが、116キロの巨漢FWはリーズで行われる1次リーグD組のスコットランド戦(27日)に向けた練習を終えた24日に「NFL時代に恋しいと思ったことがひとつあったが、それはラグビー文化。仲間に囲まれている日々だった」とラグビーへの愛着を熱く語った。

ラグビーの「チームスピリット」をお手本にしているというスミスは、ニューヨークで「コーヒークラブ」を始めた。ロッカールームにエスプレッソマシーンを設置、ジェッツの元チームメートを招いてコーヒーを入れ、会話を楽しんでいる。「NFLでやっていくのは厳しいんだ。常に新しい選手も加入し、コーチも入れ替わる。チームスピリットを持つのはより難しいんだ」

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