1次リーグC組のナミビアは24日に、世界王者のニュージーランド(オールブラックス)との初戦を迎える。チームには8人のアマチュア選手が名を連ね、うち4人が学生。自転車屋の店員もいる異色の集団だ。

建設会社の社長を務めるプロップのジョニー・レデリンハイスもその一人だ。同選手は練習のために、首都ウィントフークから340㌔を車で走らせる。シリンダー建設会社でマネジャーを務めるダリル・デラハルペも朝4時に起きて練習に取り組む。豊富な強化資金に支えられたプロ集団のオールブラックスとはまるで異なる。

オールブラックスとの対戦を「ミッション・インポッシブル(無理な課題)」とみる人も多いが、ジャック・バーガー主将は、この試合は、ナミビアのラグビーと、多くの犠牲を払ってきたアマチュア選手にささげるものだと強調した。

国の誇り

オールブラック戦でチームを率いるバーガーは、ナミビアのラグビースター選手だ。現在は英サラセンズで活躍する。

しかし、バーガーは「今大会の主役は自分ではない」ときっぱりと言う。「朝8時から夕方5時まで働き、多くの犠牲を払って、ラグビーを続けている選手たちに焦点が当てられるべきだ。彼らは午前4時や5時に起きて、6時から練習する。そして日中は仕事をして、また午後6時から7時半まで練習だ。彼らの努力、そして、パフォーマンスのレベルにはとても感心させられる。彼らは良い選手であるだけでなく、人間としても素晴らしい。彼らの取り組みは、私のスポーツへの見方を変えた」

ナミビアは、ワールドカップ(W杯)で15戦15敗といまだに未勝利だ。プロとアマで構成されたチームは、報いが少ないながらも強い熱意にかき立てられて、イングランド大会に挑んでいる。国に誇りをもたらすこと、そして今大会でW杯の連敗阻止を目指す。

提供:RNS ic/pg/kd/hi/hh