南アフリカ戦での大番狂わせで日本中が盛り上がっているさなか、2019年ワールドカップ(W杯)日本大会組織委員会の徳増浩司(とくます・こうじ)事務局長が22日、日本がラグビーのさらなる国際化に貢献できることを望んでいると語った。

ラグビーの国際統括団体、ワールドラグビーのアジア代表理事に選出された同氏は、日本が今大会で上位12チーム(B組3位)に入れば、2019年大会で日本以外のアジアのチームも参加させて大会を盛り上げようと交渉を続けているという。

日本は29−32で迎えた南ア戦終盤のロスタイム、キックでの確実な「引き分け」という選択肢を選ばず、劇的トライを選んで世界を驚かせた。

このプレーを見た徳増氏は、日本にとって大切な日となっただけでなく、ラグビー後進国が成長するきっかけになった日だと期待を込めて話した。

「自分には、この勝利を意味あるものにする責任がある」と述べた同氏は「この勢いを継続させることが重要。日本はエディー・ジョーンズの下、W杯に焦点を合わせてきた。今大会で19年開催国としてふさわしいことを証明したい」と続けた。

日本は7月になって、新国立競技場建設が19年W杯に間に合わないと発表し、開催国としてどうなのかと疑いの目を向けられている。それに対し、同事務局長はワールドラグビーとの間で19年の大会計画についての交渉が続いており、南ア戦の勝利によって日本は開催国として魅力をアップさせたと述べた。

「今大会で日本が1次リーグで3位までに入れば、次回大会でアジアにもう1枠出場権を与えるようワールドラグビーに念を押したい。『アジアのラグビーは弱いから、それはない』という人がいるのだが」と語る徳増氏は「他のアジアの代表チームに道を切り開くことが大切。日本がアジアのラグビーに残せる最高の遺産となる」と強調した。

提供:RNS si/sw/hn/kf