キングスホルムは日本にとってゆかりのある場所だ。このグラウンドで今大会初戦に勝利したジョージアを、日本は大会直前のウォームアップ試合で下している。それだけでなく、13年には地元クラブのグロスターとの試合に招待され、地元民のラグビーに対する熱狂度も体感している。

そのチェリーズ&ホワイツ(グロスターの愛称)でプレーしているのが、スコットランド主将グレイグ・レイドロー。だが、注目を浴びるのは地元に戻るレイドローだけではなく、南アフリカを撃破した日本も同様だ。新聞の見出しにも対戦相手の日本が大きく扱われている。

試合前の話題は、ブレイブ・ブロッサムズ(日本)が中3日で2度目の番狂わせを起こすことができるかどうかに尽きる。一方で、スコットランドは初戦までに長くトレーニングできる日程に恵まれた。

グローバルなスポーツに

エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチは、日本にはのんびりしている暇などないと話す。「このスポーツ、ラグビーにとって素晴らしいことだ。グローバル化と口では言っていたが、これから先を考えてみれば、アジアの国がトップの国を倒したことで本当に世界的なスポーツになった」

日本がスプリングボクスを倒したことでB組の行方が分からなくなっただけでなく、ボーナスポイントも意味を持ってきた。サモアは南アフリカの1位抜けが初めから決まっていると思っていたかもしれないが、米国を倒したことで準々決勝も視野に入ってきている。

スコットランドと日本は過去2回、91年と03年大会で1次リーグの同組に入った。直近の対戦は13年11月9日、日本がグロスターと対戦したヨーロッパ遠征。マレーフィールドで日本を迎え撃ったスコットランドが42−17で勝ち、当時エディンバラでプレーしていたレイドローが15得点を挙げている。

特別な瞬間

「彼にとって、本拠地で代表を率いてピッチへ出るのは特別な瞬間だろう」とベン・コッター監督は言う。「とても集中している。シェド(キングスホルムの北側スタンド)が普段の赤と白ではなく、青に染まっているのを期待しているだろう。主将としての役割をとてもよく果たしてきた。彼にとって楽しい試合になる」

キックオフは23日午後2時半(日本時間午後10時半)。

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