オーストラリア代表(ワラビーズ)のマイケル・チェイカ監督(48)は、南アフリカを倒した日本の大金星を見て、改めて確認したことがあるようだ。ワラビーズが1次リーグ突破にむけて始動する中で同監督は「私は、ボールから目を放さない」と気を引き締めている。


世界ランク2位のオーストラリアは、ニュージーランドやイングランドといった強豪チームに付き物の取材攻勢を避けるため、合宿地のバースでほぼ隔離状態で1週間の調整を行ってきた。就任1年に満たないチェイカ監督だが、穏やかな雰囲気のイングランド西部の町で優勝への道のりを頭に浮かべている。前日の南アフリカ痛恨の敗北に対しては、身が引き締まる思いがしたという。同監督は「ラグビーはコンタクトスポーツなので、常に万全の準備をして試合に臨むべきだ」と述べ、「常にスイッチが入った状態でなければならない。これまでW杯を見てきていえることだが、出場するすべてのチームが“参加するためにやってきた”のではなく“勝ちに来た”と信じるようになってきている」と感じている。「すべての参加チームがそのような姿勢で臨んでいる。W杯なのだから、当然のことだが」


1980年代後半に、シドニーのランドウィック・ラグビークラブで日本代表のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチともに戦ったことがある。チェイカ監督は日本代表を劇的な勝利に導いた戦友に賛辞を送ることも忘れなかった。「日本のラグビーに多くを捧げてきた彼は、この結果を手にして当然だ。彼のルーツ、彼自身のバックグラウンドもそうだが、彼には日本との強い結びつきがある。彼は喜んでいるだろうが、次戦に向けてすでに頭を切り替えているはず」


一方、ワラビーズの選手たちは23日のフィジー戦に焦点を合わせており、1次リーグA組の難敵イングランドとウェールズに関することは一切封印。これぞ、チェイカ監督がチームに吹き込んだモットーだ。イングランドの開幕戦を見るために、バースからトゥイッケナムに赴いたというチェイカ監督も、観戦中はフィジーの動きだけを追い続けたと明かした。「開幕戦を見に行ったとき、私は次の対戦相手に焦点を当てようとした。ボールから少しでも目を離せば猛攻撃を受ける羽目になることが、土曜日の結果(日本の勝利)から見て取れた。私はボールから目を離さないし、困難にぶつかるまで起こりうる困難に気をもむこともない」


提供:RNS rg/co/hi/kf