2015年ラグビー・ワールドカップ(W杯)初戦に臨んだ日本は19日、1次リーグB組で南アフリカを34−32で破る大金星を挙げた。日本は29−32で迎えた後半ロスタイムにカーン・ヘスケスが劇的な逆転トライを決め、W杯過去2度優勝を誇る強豪を倒した。W杯での日本の勝利は24年ぶり。

史上初となった両チームの対決で、日本は終始果敢なプレーを続けた。序盤は強豪に攻め込まれても的確な防御でボールを奪取。前半8分にはFB五郎丸歩がPGを決めて3−0とリードした。序盤にミスが出た南アフリカも世界ランキング3位の地力を発揮し始め、18分にはラインアウトからフランカーのフランソワ・ロウが持ち込んでトライ(ゴール)を挙げた。だが、この日の日本はリードされても引き下がらなかった。同25分すぎには強烈なモールで前進。主将のフランカー、リーチ・マイケルが30分にトライ(ゴール)を決め、10−7と逆転した。

しかし、日本のリードは長く続かなかった。南アフリカは1本目のトライと同様、ラインアウトから強烈なモールで押し込み、最後はプロップのビスマルク・デュプレシーがトライを決めた。日本は10−12とリードされて前半を終了。

南アフリカは後半4分にルードベイク・デヤーヘル、同22分にもアドリアン・ストラウスがいずれも日本の防御ラインを破ってトライを決めた。しかし、日本は五郎丸が4本のPGを決めて、引き離されない。同29分にはバックスが鮮やかにパスをつなぎ、最後は五郎丸がトライ(ゴール)して、29−29の同点に追いついた。

終盤も南アフリカのPGでリードを許したが、日本は最後まで勝利への意欲を失わなかった。後半ロスタイムには相手ゴールライン近くで何度もPGの機会を得たが、同点のゴールは狙わず勝ち越し点を狙ってスクラムを選択。最後はヘスケスがゴール左隅に飛び込み、劇的な金星を挙げた。

提供:RNS fs/kf