「ダビデ」日本が「ゴリアテ」南アフリカを倒せるかー。W杯で過去2度優勝している強豪に対し、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は手塩にかけた日本がどんな戦いをするのか楽しみにしているという。


2日後となった南ア戦メンバー発表の際、ジョーンズHCは聖書の一節にある「ダビデとゴリアテの戦い」をこの1戦に例え、南アは「W杯史上最高勝率(8割6分2厘)を残している。フィジカル面で非常に強く、経験あるチームだ」と話した。4年間指導してきた日本に関しては「W杯での勝利が少ないし、一番小さいチームでもある」と現実を受け止めているが、「これまでで一番経験豊富なメンバーで臨む。(対南ア戦は)いい機会で、楽しみにしている」と自信をのぞかせる。「みんな普通はやりを持って戦うだろうが、自分たちは他の武器で戦う。戦えるものを見つけることが大事」と静かに闘志を燃やしている。

今大会に参加する2チームを倒して(ウルグアイに2勝、ジョージアに1勝)イングランドに乗り込んできたエディー・ジャパン。史上初めてとなる南ア戦は、日本ラグビー界にとっても大きな転換点になるかもしれない。同じB組はほかにスコットランド、サモア、米国といずれも簡単に勝てる相手ではない。W杯では91年大会以来24年間ひとつも勝ち星を挙げていない日本の今大会の目標が、準決勝進出というのは高すぎるという声もあるのは当然だ。だが、日本チームが自国ラグビーの歴史、そして将来を変えようとするなら、まず2007年大会優勝チームを相手に素晴らしいパフォーマンスを披露するのが一番だろう。


その大目標に向かって同HCは、ヘイネケ・メイヤー監督率いる強敵スプリングボクスには、小さいながらも幾つか欠点があるとみている。03年大会で母国オーストラリアを、07年大会ではアドバイザーとして南アフリカと、2度も指導したチームをW杯決勝へ導いた名将は「南アフリカはここのところ厳しい状況に置かれている。南半球4カ国対抗でもよくなかった。史上初めてアルゼンチンに敗れたが、南アがアルゼンチンに負けることを誰が想像した? 何があるか誰も分からないのが勝負だ」と語気を強めた。 「われわれは日本への尊敬を勝ち得るためにここへ来た。大会後、人々が日本は尊敬すべきラグビーの国だと話していることを望んでいる。しっかりプレーすれば何試合かは勝てる」


提供:RNS sk/ej/hn/hi/kf