最終合宿地ブライトン・カレッジでスクラムを念入りに練習している日本チーム。対戦相手の南アフリカ(スプリングボクス)ははるか格上のチームだが、FWコーチを務めるピーター・デビリアスは、日本のスクラムが想像以上に進歩していることを指摘している。


19日にブライトン・コミュニティー・カレッジで初戦を迎える両チーム。かつてフランス代表のプロップを務めたデビリアスは、「この大会の日本は世界で最もスクラムの進歩が著しいチームだ」と述べた。日本代表のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は、ラインアウトに精通した元イングランド主将スティーブ・ボーズウィックとスクラムを専門とする元フランスのフッカー、マルク・ダルマゾをチームスタッフとして招いている。


伝統的にスクラムを得意とするスプリングボクスだが、デビリアスは南アフリカにとっても日本は簡単に倒せる相手ではなくなっているとみている。「スクラムに関しては、ダルマゾがレベルアップに大きな貢献をしている。チームの技術的能力を高め、ラテン系の精神構造を注入した。チームが試合の中で競り合える力をつけさせたと思う」とド・ビリエは言う。「われわれはセットピースを確実にしなければならない。それをできるだけ機能させ、FWが円滑に動くようにしなければならない。日本は低いスクラムを組むことができるほか、優れた結束力と持久性が備わっている。試合は厳しい戦いになると思う」


ダルマゾはニュージーランドのオタゴ・ハイランダーズでもコーチ経験を持つ。ジョーンズHCはダルマゾが特にパックを改善してきたと評価している。型にはまらないダルマゾのスタイルは日本にとって目新しいことが多く、指導ではスクラムを組んだ選手の上に立ったりすることもある。2人のFWコーチの指導のおかげで、スプリングボクスを悩ませるだけの力をつけたことを、日本のメンバー自身も感じているはずだ。


 南アフリカは初戦の日本戦に向け、テンダイ・ムタワリラ、さらにビスマルクとヤニーのデュプレッシー兄弟を含む強力なスクラム陣を起用する。「とりわけピッチ後方でヤニーを使えることは心強い。チーム内には積もり積もったエネルギーがみなぎっており、プレーするのが待ち遠しい」とデビリアスは迎え撃つ闘志を隠さない。「チーム内にはささいなけがで戦列から離れた選手がたくさんいた。初戦は一番大切で、この試合で弾みをつけたい」


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