03年オーストラリア大会優勝のイングランド代表メンバー、マット・ドーソンが、ニュージーランド代表(オールブラックス)試合前の儀式『ハカ』をパロディー化した『ハカレナ』と題したビデオCMに登場。多くのニュージーランド人は不快感を持ったようだが、連覇を狙う現代表は意に介さなかった。テディントンのニュージーランド代表合宿では、チーム不動のフッカー、ケビン・メアラムはビデオを見て笑い飛ばしたという。


初戦を迎えるまでに例年以上の長丁場となっている今大会、ドーソンが登場した衣料メーカーのパロディーCMのようなこぼれ話は、メディアにとっては格好の題材。ドーソンはCMの中で、ロンドン拠点のアマチュア選手たちと伝統の儀式ハカと、最近流行したマカレナをミックスさせたバージョンをおどけて踊っている。16日に開かれたチームの記者会見はこの話題で持ち切りとなった。


オールブラックスの面々はこのパロディーCMにいら立つことはなく、チームの大黒柱メアラムは「ドーソンの踊りはかなりおかしかった。彼はただハカを冗談にしただけ。ハカはわれわれがやることのひとつだが、われわれがラグビーチームとしてやっているのは試合だ」と余裕の対応。ハカに対してドーソンはもっと敬意を払うべきかとの質問には「彼はハカをそのように見ているが、ハカはオールブラックスにとってだけでなく、国にとっても特別なもの。われわれの文化で、誇りでもある。私は4歳の時に裏庭でハカを踊り始めたし、私の憧れの選手もみんな踊っていた」とニュージーランド人にとってハカがどのような意味合いを持つかを語った。


プロップのチャーリー・ファウムイナは「まだ見ていないのだが、彼らがやっていることに大騒ぎすることはない。ハカはわれわれが自分たちのためにやっていることで、踊ることで団結力を高めることができる。ハカを茶化すことがタブーかどうかは分からないが、われわれを悩ますことにはならない」と述べた。メアラムは「今週もっと心配しなければいけないことがあるじゃないか。例えばアルゼンチンチームのフロントローといったことさ」と引き取り、「マカレナ論争」に終止符を打った。


提供:RNS ic/js/co/hi/kf