2015年ラグビー・ワールドカップ(W杯)の先発メンバーの平均年齢を分析すると、オーストラリア代表は優勝した1999年大会のチームを踏襲しているということが分かった。

95年にラグビーがプロ化された後、当時行われていた南半球3カ国対抗に出場したオーストラリアの先発メンバーの平均年齢は96〜99年の4年間で、26歳66日から27歳99日に上がった。

99年W杯決勝のメンバーの平均年齢は27歳321日で、プロ化後にW杯を制した4チームの平均年齢を47日下回るだけだった。

12〜15年の南半球4カ国対抗に出場したオーストラリアを分析すると、平均年齢は今大会の約2年前から上昇を始めている。

現在のオーストラリアは99年優勝チームに比べて、大会2年前の平均年齢は低かった。しかし、その後はディーン・マン、マット・ギトーらのベテラン選手が再招集されたほか、29歳のスコット・ファーディーが代表入りしたことで、平均年齢は急激に上がった。

オーストラリアが10月31日に行われる今大会の決勝に進出した場合、予想メンバーの当日の平均年齢は28歳288日。この数字は、イングランドが03年大会決勝で勝利した時と全く同じになる。今回のオーストラリアは99年大会で優勝したチームより03年優勝のイングランドの年齢の推移に近い。

平均年齢の上昇パターンは、03年のイングランドと07年大会優勝の南アフリカにも見られたが、11年大会で優勝したニュージーランドは例外。優勝メンバーの平均年齢は同年の南半球3カ国対抗の代表選手と比べて、1選手平均で6カ月も若かった。

最新の世界ランキングで上位7位のチームを分析すると、プロ化以降にW杯制覇した4チームの平均年齢の推移に最も類似しているのはオーストラリアだ。ニュージーランドにも同様の傾向があるが、15年の先発メンバーの平均年齢は29歳151日。過去4大会のW杯優勝チームの平均年齢を約1歳半も上回っている。

99年大会でオーストラリアの主将を務めたジョン・イールズ氏は大会前に強豪チームの全てに勝ち、自信を持ってW杯に臨めたと振り返る。「厳しい時期もあったが、乗り越えてきた。プレッシャーも分かっていた。簡単に優勝できるとは思わなかったが、自分たちのラグビーに専念して、好プレーができれば、優勝できるとひそかな自信があった」

今大会のオーストラリアは、99年と同じような平均年齢の上昇パターンをたどっているが、結果も再現できるか。

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