W杯では過去6回、前回覇者がいずれも王座防衛を果たせなかった。今回のニュージーランドはジンクスとも戦うことになるが、スティーブ・ハンセン監督は「非常に興奮する挑戦」と意気込む。「私たちに王者を守るという意識はない。王者ではなく、ほかの国と同じ優勝の可能性があるチームだ。優勝するには世界に誇れるラグビーをする必要がある」


過去のW杯で前大会優勝国は下記の成績だった。

1991年 ニュージーランド(準決勝敗退)
ニュージーランドは順調に準決勝に進出したが、デービッド・キャンピージが大活躍したオーストラリアに敗れた。キャンピージは前半に単独で持ち込んでトライ。その後も背後への鮮やかなパスでティム・ホランのトライのお膳立てをした。往年の名選手マイケル・ライナーが、出場した代表戦で最高の40分だったと振り返った前半で、オーストラリアは13−0とリード。ニュージーランドは最終的に6−16で敗れ、王者から陥落した。

1995年 オーストラリア(準々決勝敗退)
オーストラリアは開幕戦で開催国の南アフリカに18−27で敗れ、前回優勝国として1次リーグで黒星を喫した初めてのチームになった。その後は準々決勝でイングランドと対戦したが、22−22で迎えた試合終了直前にロブ・アンドルーのドロップゴールを許し、惜敗した。

1999年 南アフリカ(準決勝敗退)
南アフリカは準決勝でオーストラリアとの激戦に敗れ、王者を防衛できなかった。オーストラリアは延長戦でスティーブン・ラーカムのドロップゴールでリード。その後もマット・バークがこの試合8本目のペナルティーゴールを決め、27−21で勝利した。南アフリカは準々決勝のイングランド戦で大活躍したジャニー・デベールが得意のドロップゴールを4度も外したのが痛かった。

2003年 オーストラリア(準優勝)
エディー・ジョーンズ現日本代表ヘッドコーチ(HC)が率いたオーストラリアはあと一歩で史上初の2連覇を逃した。イングランドとの決勝は延長戦に突入。しかし、残り26秒でジョニー・ウィルキンソンのドロップゴールを許し、17−20で敗れた。

2007年 イングランド(準優勝)
イングランドは1次リーグで南アフリカに0−36と屈辱的な敗戦を喫した。しかし、その後はオーストラリアとフランスを破るなどばん回して決勝に進出。南アフリカとの再戦はトライが一つも生まれない一戦になり、イングランドは6−15で敗れた。

2011年 南アフリカ(準々決勝敗退)
南アフリカは準々決勝でオーストラリアと対戦。陣地やボール支配率で優位に立ったが、フランカーのスカルク・バーガーのミスから序盤に試合唯一のトライを許し、9−11で敗退した。南アフリカは準々決勝で敗退した2番目の前回王者になった。

 

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