第60回県高校駅伝競走大会(7区間42.195キロ)と第33回県高校女子駅伝競走大会(5区間21.0975キロ)は21日、猪苗代町総合体育館をスタート・ゴールに開かれ、男子は学法石川が2時間8分27秒で5年連続7度目、女子は田村が1時間12分3秒で3年ぶり19度目の優勝を果たした。  県高体連、県教委、福島陸協、猪苗代町教委などの主催。男子40校、女子21校が出場した。男子の学法石川は全区間で区間賞を獲得する力走で2位の田村に6分4秒差を付けた。女子の田村は中盤で首位となり、学法石川の猛追を振り切った。 ■12月20日全国大会  男子の学法石川と女子の田村は12月20日に京都市で開かれる全国大会に出場する。男女の上位各5校は11月12日に山形県長井市で開かれる東北大会の出場権を得た。  東北大会は全国大会の京都開催50年を記念して、東北6県の代表校を除く男女の各最上位校に全国大会の出場権が与えられる。 ■全国制覇視野に練習 2位に大差全員が区間賞獲得  学法石川男子のアンカー真船恭輔(3年)が5連覇のゴールテープを切ると、メンバーは真船を胴上げして喜んだ。それでも真船は「全国大会優勝を目標に練習してきた。本番はこれから」と表情を引き締めた。  昨年出場した全国大会は7位に終わり、目標の3位には届かなかった。全国の壁を前に「悔しい結果だった」と主将で1区の阿部弘輝(3年)は振り返った。今年は全国で勝つために、さらに練習の質を上げた。1000メートルを走る練習では2分45秒の設定タイムを5秒縮めた。さらに学校裏の1.7キロのクロスカントリーコースを走る練習を毎日重ね、スタミナと脚力に磨きを掛けた。阿部は「厳しい練習を全員で乗り越えてきた」と胸を張る。  今レースでは全員が区間賞を達成。向かい風に苦しみ、目標タイムこそクリアできなかったが、2位の田村に6分4秒差を付ける走りだった。松田和宏監督は「いい形でチームが仕上がってきている。都大路で優勝を狙える力はある」と言い切った。3区を走った遠藤日向(2年)は「昨年のような悔しいレースで終わりたくない。気持ちを入れ直して頂点をつかむ」と男子で県勢初の快挙に向けて照準を合わせた。 ■全員が力を発揮  学法石川・松田和宏監督 5連覇は全員が力を出し切った結果。昨年を上回るタイムを出せ、各選手とも調子が上がってきている。 ■チーム力付いた  学法石川・阿部弘輝主将 確実にチームの力が付いてきている。全国制覇はかなわない夢ではない。これからの練習が大切だ。 ■男子レース経過  学法石川は終止、首位を譲らなかった。1区の阿部弘輝がスタートと同時に集団を抜け出し、後続の田村に1分5秒差を付けてタスキをつないだ。2区の田母神一喜と3区の遠藤日向がさらに差を広げた。独走状態でペースがつかみにくい中、4区の相沢晃が2分18秒に差を広げタスキを5区の1年生走者半沢黎斗につないだ。半沢、6区の小松力歩もさらに後続を引き離し、アンカーの真船恭輔が最後まで力を抜くことなくゴール。全員区間賞の快挙を遂げた。 ■ 東北大会で頂点を狙う 田村の小林  ○…優勝を逃した田村男子の主将小林哲平(3年)は「全国への道が閉ざされてはいない」と気丈に語った。5年連続で学法石川に敗れ、全員が悔しさをにじませたが、厳しいレースを経験し、成長を実感した。「一体感はレース前より格段に上がった。一から調整し、東北大会で頂点を狙う」と前を向いた。 【男子】◇総合(1)学法石川(阿部弘輝、田母神一喜、遠藤日向、相沢晃、半沢黎斗、小松力歩、真船恭輔)2時間8分27秒(2)田村2時間14分31秒(3)福島東2時間16分58秒(4)日大東北2時間17分20秒(5)磐城2時間19分57秒(6)福島工2時間21分44秒  ◇区間賞▽1区(10キロ)阿部弘輝(学法石川)30分28秒▽2区(3キロ)田母神一喜(学法石川)8分43秒▽3区(8.1075キロ)遠藤日向(学法石川)24分51秒▽4区(8.0875キロ)相沢晃(学法石川)24分51秒▽5区(3キロ)半沢黎斗(学法石川)9分10秒▽6区(5キロ)小松力歩(学法石川)15分8秒▽7区(5キロ)真船恭輔(学法石川)15分16秒