プロ野球新人選手選択会議(ドラフト会議)が二十二日、都内で開かれる。プロ入りを希望する選手に義務付けられた「プロ野球志望届」は今月八日に締め切られ、昨年の日米野球で侍ジャパン初招集の西勇輝投手(24)=オリックス=らの母校、県立菰野高校からは、ともに140キロの本格派右腕、山田大樹(18)、永田将也(17)の二投手が提出。平成二十四年、同校から巨人に三位指名された辻東倫内野手(21)以来の指名獲得を目指す。  中学生のころからプロ野球選手になる夢を持っていた二人。投手育成に特に定評のある戸田直光監督の指導に憧れて同校の門をたたいた。同期二十四人中投手出身者が十九人という厳しいポジション争いを勝ち抜いて、三年目の今年投手陣をけん引した。  二年春に147キロをマークして注目を集めた山田は同年夏、二年生主戦として県大会準優勝にも貢献。三年目の今年は、二年秋の足の甲の骨折の影響もあって球速を思うように伸ばすことができなかったがキレのあるスライダー、落ち着いたマウンドさばきでエースの座を守り抜いた。  小学時代ドッジボールで全国ベスト8に入った経歴を持つ永田は、ドッジボール仕込みのスピンの効いた独特の球質が特徴。野球を始めたのは中学入学後だが、持ち前の研究熱心さで球種を増やして高二の夏に公式戦初登板。地道な体づくりで二年秋には最速141キロをマークした。  「不安な気持ち」(山田)、「次につながる。自分の評価を知りたい」(永田)と連日複雑な思いで投げ込みを続ける。高校通算29本塁打と打撃でも非凡なセンスを見せる山田は、野手としての起用に備えて守備練習にも励みながら吉報を待っている。  ■ ■  山田 大樹(やまだ・ひろき)1997年10月4日生まれ。鈴鹿市出身。小2から野球を始め庄野シリウスでは投手、内外野手。平田野中では投手兼内野手、四番で活躍。176センチ、82キロ、右投げ左打ち。  永田 将也(ながた・まさや)1998年1月30日生まれ。四日市市出身。内部中から野球を始め短期間で頭角を現し三年目に投手、四番で活躍した。175センチ、76キロ、右投げ右打ち。