巨人の野球賭博問題は、新たに2投手の関与が発覚し、波紋はさらに広がった。NPBの調査委の中間報告では、新たに野球賭博常習者の飲食業者の存在が判明。福田を賭けに誘ったことが既に明らかになっている大学院生も、野球賭博常習者に認定した。   中間報告によると、飲食業者は笠原、松本竜と関わりがあった。飲食業者と笠原は昨年4~10月にプロ野球の試合で賭けていたが、笠原は同時期に大学院生ともプロ野球で賭博に興じていた。  21日の記者会見で、調査委の大鶴基成委員長は飲食業者が暴力団などの反社会勢力に当たるかは「調査中」とした上で、「大学院生と飲食業者に深い交際はない。それぞれ単独で選手とつながっていた」と説明した。  調査委は、巨人から福田が野球賭博に関与していたとの報告を受け、今月5日から関係者の聞き取りや選手の携帯電話に残されたメールなどを調査。約2週間で、新たな人脈が明るみに出た。  調査の状況について、大鶴委員長は「事実の解明はほぼできた」とし、これまでの調べでは3投手以外に該当する選手は認められないという。野球賭博など有害行為での大学院生、飲食業者と他球団の関係も現段階では否定した。  ただ、解析するメールの量が膨大なため大鶴委員長ら委員3人では手が足りず、専門の弁護士やNPB職員に作業を依頼している窮状もある。ただ、1カ月以内をめどとする最終報告までには、まだ時間がある。熊崎勝彦コミッショナーは「プロ野球は文化的公共財。健全な発展のために全力を尽くす」と、あらためて徹底究明を強調した。 (対比地貴浩)