八戸広域消防本部(細越敬一郎消防長)は14、15の両日、八戸市南郷島守の採石場に隣接する建設会社資材置き場で、同本部の国際消防救助隊の隊員らによる実技訓練を行った。2日間で、登録隊員6人と予備隊員19人が、地震や土砂崩れなど大規模災害を想定し、知識と技術を確かめた。  国際消防救助隊は、日本が海外の被災地に派遣する国際緊急援助隊の一チームで、全国77消防本部の599人が登録している。八戸広域消防本部は1986年の同隊創設時から部隊登録しており、県内では唯一。これまでに出動要請はないが、実技訓練を毎年実施している。今回は同市の三橋重機建設の協力を得て行った。  15日は12人が参加し、使う工具を限定して、地震で倒壊したビルや土砂崩れの現場から負傷者(人形)を助け出す訓練を行った。隊員たちは負傷者の位置や経過時間などこまめに声を掛け合いながら作業を展開。土砂崩れ現場では、大きいがれきと、その下敷きになった負傷者の間に器具をかませたり、木材を挟んだりして慎重に救出し、担架に乗せてロープで高さ約20メートルの崖の上に引き揚げた。  岡本健児消防士長(30)は「世界のどこにいつ派遣されても対処できるよう、この訓練で培った経験を大切にしたい」と話した。