第4日は14日、青森市営野球場で準決勝2試合があり、青森山田(青森)と八戸学院光星(青森)が決勝に進んだ。青森山田は11年ぶり3度目。八戸学院光星は2年ぶり8度目。決勝で青森勢が顔を合わせるのは、両校が対戦した1996年以来19年ぶり。  最終日の15日は青森市営野球場で決勝が行われる。 ◎青森山田逆転勝ち  ▽準決勝 盛岡大付(岩手)000100000=1 青森山田(青森)00030200×=5  【評】青森山田が快勝。打線は0-1の四回に適時打2本と犠飛で3点を挙げて逆転、六回にも適時打などで2点を加えた。主戦堀岡は要所を締める投球で9回を1得点に抑えた。盛岡大付は五、八回に1死二、三塁と好機を築いたが、攻め切れなかった。 <そつなく攻め主導権握る>  青森山田が1点を先制された直後の四回、そつのない攻撃で鮮やかな逆転劇を見せた。  先頭三森が安打で出塁し、すかさず二盗。これまでの試合は犠打で手堅く攻めたが「選手たちに堅さがあったので、積極的に動かした」(兜森監督)。一回の先制機で凡退した斉藤が「次は絶対打つ」と右翼線に同点の二塁打。その後も犠飛と適時打で2点を挙げ、主導権を握った。  この試合は7~9番の下位打線が4打点と奮起し、「チームにいい流れが来ている」と内山主将は手応えを口にした。 <盛岡大付、相手主戦を攻略できず>  打線が看板の盛岡大付は1得点に終わり、青森山田の主戦堀岡を攻略できなかった。関口監督は「脱帽です。相手は直球でしっかりコースを突いてきたし、要所で崩れなかった」と認めざるを得なかった。  四回に伊藤の犠飛で先制した後も、五、八回と得点機をつくったが、ここぞで一本が出なかった。九回も先頭の伊藤が二塁打で出て反撃ムードに乗りかけたものの、本塁が遠かった。  伊藤は「みんなで直球狙いを徹底したが、うまくとらえられなかった。気迫の面でも相手が上だった」と、悔し涙で腫れた顔で振り返った。 ◎八戸学院光星猛攻  ▽準決勝 一関学院(岩手)  0000000=0 八戸学院光星(青森)010070×=8 (七回コールドゲーム)  【評】八戸学院光星が投打に圧倒してコールド勝ち。二回に奥村の適時二塁打で先制すると、五回に打者12人の猛攻で7得点して畳み掛けた。先発桜井は直球主体で安定感があり、7回を3安打無得点。一関学院は2戦連続完投の大竹が踏ん張れなかった。 <奥村主将が攻守にけん引>  八戸学院光星は攻守に奥村主将の活躍が光った。打っては二回、一関学院の左腕大竹から先制打。「低めには手を出さず、甘い直球を狙っていた」と、1死一、二塁から高めの直球を引っ張り、左中間二塁打に。五回の7得点につながる流れを呼び込んだ。  守っては女房役として右腕桜井をけん引。初回から早打ちしてくるという相手打線への分析を基に、低め勝負のリードを徹底。1~3番を合計9球で打ち取り、立ち上がりの桜井をリズムに乗せた。  決勝は青森山田との青森勢対決。奥村主将は「どこが相手でも自分たちの戦いをして、勝って八戸に帰るだけ」と頂点を見据えた。 <一関学院、主戦大竹が強打に屈す>  一関学院の主戦大竹が猛攻に屈した。0-1の五回に5点目を許して降板した左腕は「最後までマウンドに立てず、悔しい」と唇をかんだ。  この回は雨でぬかるむグラウンドに足を取られ、無死一塁から投前の犠打を連続で内野安打にされ、満塁のピンチを招く。1死後に3連打を浴び「カウントを取りにいった変化球が高めに浮いた」と悔やんだ。  2回戦と準々決勝はともに9回1失点と好投しただけに、大竹は「連投でも低めに投げられるようにならなければ」と成長を誓った。