学法石川高OBで、プロ野球の元ロッテ投手の近藤重雄さん(73)=浅川町出身、横浜市在住=は12日、44年ぶりに石川町にある母校の練習場を訪れた。「一丸となって勝利を目指してほしい。母校が甲子園で活躍する姿を見たい」と後輩にエールを送った。  近藤さんは高校時代、力のある直球と大きく曲がるカーブを武器に三振の山を築いた。昭和35年夏の福島大会2回戦の田村高戦は延長18回を投げ、引き分け再試合となった。この試合で31個の三振を奪った。翌日ダブルヘッダー2試合を完投した。宮城県の代表校と甲子園出場を懸けて戦う試合に進出する代表決定戦で双葉高に敗れたものの、学法石川高初の県ベスト4に貢献し、6試合64イニングを投げ抜いた。この大会の奪三振110個は、県記録となっている。  近藤さんは39年に社会人野球の日本コロムビアに入団、44年にロッテ入りした。実働3年で引退した。  近藤さんはこの日、当時の仲間たちと練習場を訪れ、マウンドに立った。46年のOB戦に参加して以来で、「野球は一人ではできない。後輩たちは心を一つにしてほしい」と話した。