ソチ冬季五輪カーリング女子日本代表の選手5人が1日、草加市で講演し、五輪での5位入賞について「首から掛けられるものはないが(強豪の)スイスに勝ったことは大きな財産」と振り返った。市体育協会が公益財団法人化の記念事業として招いた。

 講演には小笠原歩、船山弓枝、小野寺佳歩、苫米地美智子、吉田知那美の各選手が参加。日本選手団の旗手を務めた小笠原選手は「旗手に選ばれた時には戸惑ったが、日の丸を持って会場に入るのは最高の名誉」と振り返った。

 3日から長野県で始まる日本選手権に出場する選手ら。講演会を引き受けた理由について、小笠原選手は「せんべいが大好きで遠征の時にはせんべいを持参していた。草加のおいしいせんべいを食べに行かなくてはと思った」と会場を盛り上げた。

 苫米地選手以外の4人は北海道北見市出身。小笠原、船山両選手は両親がカーリングをやっていたことから、カーリングを開始。両選手ともに4歳児の母親で「カーママ」の愛称で脚光を浴びた。

 船山選手は「みんなが同じ夢や目標を持ち、勝つためには何事も必要と思えば前向きに捉えられる」とチームワークの大切さを語った。

 苫米地選手は「『練習は試合のように。試合は練習のように』ということを思い出していた」と説明。現役大学生で、夏は陸上、冬はカーリングの練習をしている小野寺選手は両立の難しさを語りつつ「陸上もカーリングもどっちも好き。両立で互いの競技に良い影響が出る」と話した。

 吉田選手は学生時代に憧れだったスイスの選手に「あなたに勝つ」と手紙を送って返事があったエピソードを披露。ソチ五輪で勝利を収め、「夢がかなった」とほほ笑んだ。

 日本代表はソチ五輪で1次リーグ4勝5敗に終わり準決勝進出を逃したが、5位に入賞した。