3月7日(日本時間8日)に開幕するソチパラリンピック。アルペンスキー、ノルディックスキー距離、バイアスロン、アイススレッジホッケー、車いすカーリングの5競技が行われる。4年に1度の大舞台で繰り広げられる競技のルールや見どころをQ&A形式で紹介する。

 Q パラリンピックのアルペンスキーはどのように競うの。

 A 障害の種類でカテゴリーが分かれる。立って滑る「立位」、座って滑る「座位」、ガイドに先導されて滑る「視覚障害」があり、各カテゴリーごとに競技を行う。

 Q 種目は。

 A 健常者と同じく、高速系と技術系の種目がある。高速系は滑降とスーパー大回転。旗門の間隔が広くてコースが直線的な滑降は、時速100キロ以上に達する。一方、技術系の回転と大回転は旗門数が多いため、ターン技術が求められる種目だ。このほかにスーパー大回転と回転の合計タイムで競うスーパー複合もある。また、今回から新たにスノーボードクロスも加わった。

 Q 順位の決め方は。

 A 同じカテゴリーでもそれぞれ障害の重さは違う。公平な勝負ができるよう、障害の程度によって決められた「係数」を実走タイムに掛けて計算タイムを出し、順位を決める。

 Q 用具は。

 A 座位の選手が使うのは、1本のスキー板に椅子を乗せたチェアスキー。ストックの代わりとなる「アウトリガー」は座位の選手や、立位でも障害のために体勢が不安定な選手が使う。先端に付いた短いスキー板が面で雪を捉えるので、バランスが取りやすい。

 Q 道内出身の出場選手は。

 A 男子座位に網走市出身の狩野亮選手(27)=網南丘高出=が出場する。狩野選手は2006年のトリノ大会から3大会連続出場で、10年バンクーバー大会ではスーパー大回転で金、滑降で銅に輝いた。スキー板の後方に重心をかけてスピードに乗せる滑りが特徴で、高速系の種目が得意だ。バンクーバー後は低迷期もあったが徐々に調子を上げてきた。開会式翌日の8日には早速滑降が控えており、活躍が期待される。

 Q 他の日本選手は。

 A 男子座位は狩野選手も含め、世界トップレベルだ。昨季W杯総合優勝の鈴木猛史選手(25)=埼玉=、昨年の世界選手権で金メダル3個を獲得した日本選手団主将の森井大輝選手(33)=東京=が有力。男子立位は、片脚で果敢な滑りを見せる三沢拓選手(26)=千葉=に注目したい。