ソチ冬季五輪フィギュアスケート男子で日本男子初の金メダルに輝いた羽生結弦(ANA、宮城・東北高-早大)が26日、仙台市に帰郷した。初出場の五輪で頂点に立って10日余り。五輪を最高の形で終えた感想や、地元・仙台への思いを語った。

 -金メダル獲得の感想は。

 「とにかくうれしい。ここまでたくさんの方々の応援やサポートがあった。仙台に帰って多くの人に応援していただいたとあらためて実感した。一人の県民、市民として最高の成績を持ってこられて幸せで、誇りに思う」

 -勝因はどこにあったか。

 「ショートプログラム(SP)がとても良かった。特に今季、SPは自信を持ってできている。最終的に100点を超える世界歴代最高得点(101.45点)を取れた。いい演技ができた」

 「ただ、金メダルの実感はない。フリーの演技があまり良くなかったので。その点は悔しい。オリンピックという素晴らしい舞台で悔しい思いをしたが、一番良い成績を残せたことは本当にぜいたくだと思う。いい勉強になった」

 -地元仙台市や、東日本大震災の被災地への思いは。

 「いつも僕自身が(被災地から)応援してもらって勇気や力を頂いている。五輪でも背中を押してもらった。金メダルを取ったからといって何かできるわけではないが、復興へのきっかけになればうれしい」

 -金メダルの報奨金(300万円)の中から被災地への寄付も考えているようだが。

 「僕自身の気持ち。とにかく被災地が早く良い方向に向かってほしいとの願いから寄付したいと思う」

 -今後の予定は。

 「なるべく早く(練習拠点の)カナダに戻って世界選手権(3月26~29日、さいたまスーパーアリーナ)に向けて練習を再開しなくては。しっかり練習したい」