【幕別】「4年後への戦いはもう、始まっています」―。スピードスケートの高木美帆選手(19)=日体大―帯南商高=が、ソチ五輪に出場した姉・菜那選手(21)の奮闘を目に焼き付け、平昌(ピョンチャン)(韓国)五輪へ向けて意気込みを新たにしている。

 ソチ五輪では、史上最年少の15歳で挑んだ4年前のバンクーバー大会に続く出場を目指したが、及ばなかった。大学の合宿が終わり、19日から地元で調整している。

 観戦会には、父の愛徳さん(56)ら家族とともに参加。菜那選手らが力走するレースを、最前列から身を乗り出し食い入るように見つめた。

 メダルが懸かる3位決定戦。日本は前半、相手のロシアをリードしながら、後半に逆転を許した。シーズン前の団体追い抜きの代表合宿に参加した美帆選手だけに「日本は前半型。後半はつらいだろうなと思っていた。なんとか頑張ってと祈ってました」。惜しくもメダルを逃した日本チームに「3人の力は出し切っていた。最後まで諦めていなかった」と感動した様子だった。

 全国の注目を集めて臨んだ前回大会と違い、日本で見届ける立場になった今回の五輪。菜那選手を始め、日本代表の活躍に「刺激にもなるし、自分も頑張らなければと思う」。観戦会に参加し「(自身が出場した)当時は感じられなかったけど、日本でみんながどういう思いで(五輪を)応援してくれているのか感じられたことが大きい」と周囲への感謝を新たにする。

 3月1日に十勝を離れ、W杯第5戦(ドイツ)、世界選手権(オランダ)に挑む。「4年後に向けての戦いは始まっている。姉妹だからどうというより、それぞれが頑張った結果、一緒に次(の五輪)に出られればいい」。平昌五輪へさらなる成長を誓った。(原田隆幸)