閉幕したソチ冬季五輪で日本のスケート勢はメダル一つに終わったが、次回2018年の韓国・平昌(ピョンチャン)五輪に向けて、兵庫では今、有望選手が着々と育っている。今年1月開幕の冬季国体ではショートトラックとフィギュアで種目優勝を達成し、2月の全国中学校大会女子フィギュアでも兵庫勢が1、2位を独占する大躍進を見せた。早くも4年後を見据える兵庫のホープたち。活躍の背景を探った。(大盛周平)

 全国中学校大会女子フィギュアで優勝した三原舞依(神戸市立飛松2年)、2位の坂本花織(同市立渚1年)は今季、国際大会やシニアの大会にも出場するなど進境著しい。ソチ五輪代表勢が不在とはいえ、冬季国体ショートトラック成年男子500メートルでは20歳の横山大希(関学大)が兵庫勢として初制覇し、19歳の上野沙耶(関大)=明石市出身=もフィギュア成年女子を制した。

 今季活躍した兵庫の他の選手たちも13~20歳と若い。日本スケート連盟の13年度強化選手に名を連ねる兵庫勢はフィギュアで5人、ショートトラックで3人。ともに強化選手の三原と坂本は「五輪に出るのが将来の夢」と未来を描く。

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 今季に限らず、兵庫は全国級の大会で活躍する選手を継続して輩出してきた。県連盟スピード部の鈴木信子部長は今季の活躍に「強化のために、近年取り立てて何かを変えたり、したりはしていない」。選手や家族を含め、今も昔も競技関係者の熱意に頼るところが大きいのが実情だ。