熱戦続きのソチ冬季五輪。日本人選手らの活躍が感動を呼ぶ中、香川県三木町にある県内唯一のスケートリンクが盛況だ。五輪で関心が高まったこともあり、今シーズンの来場者は前年に比べて2割増で推移。週末を中心に大勢の家族連れらが滑りを楽しむなど、にぎわいを見せている。

 「今シーズンは目に見えてお客さんが多い。やはり五輪効果ですね」。こう説明するのは、スケートリンクのあるトレスタ白山(同町下高岡)の担当者。ソチ五輪開幕直前の1月の来場者数は前年比2割増の約1万6200人を記録、開幕した2月も同様の増加傾向が続くなど好調だ。

 今回の五輪では、男子フィギュアで金メダルを獲得した羽生結弦選手ら10代の選手が活躍。若いアスリートの姿に刺激を受けたのか、平日の子ども向けスケート教室への申し込みも増えているという。

 22日は午前中から学生や家族連れが続々と来場。リンクを軽やかに周回したり、手をつないで滑ったりと氷上の世界を満喫していた。初めて体験したという高松市の井上椋太君(11)は「五輪でスピードスケートを見て面白そうだと思って。慣れると、うまく滑れるようになった」と満面の笑み。同市の筒井実彩さん(7)は、女子フィギュアの浅田真央選手の演技が印象に残ったそうで、「真央ちゃんのジャンプがすごかった。初めてスケートをしたけれど、すごく楽しい」と喜んでいた。

 トレスタ白山では「今回の五輪はメダル獲得以外にも感動的な場面が目立ち、テレビ観戦した後、実際にウインタースポーツを体験しようと考える人が少なくないようだ」と分析。五輪終了後もシーズン終盤までは混雑が続くとみている。