4位入賞したソチ冬季五輪スピードスケートの女子団体追い抜きに出場した高木菜那選手(21)が所属する諏訪郡下諏訪町の日本電産サンキョー本社と、菊池彩花選手(26)=富士急=の地元、南佐久郡南相木村では22日深夜から23日未明、社員や村民らが集りテレビ中継を見て、声援を送り続けた。

 日本電産サンキョー本社では社員ら約60人が試合を見守った。今大会に出場した同社所属4選手のレースはこの日の高木選手で最後。3位決定戦で開催国のロシアに敗れ、悲願のメダル獲得はならなかったが、下諏訪から精いっぱいの声援を送った。

 21日夜の準々決勝に続き、本社ホールには高木選手の同僚や上司が詰め掛けた。「必勝」の鉢巻きを頭に巻き、手には日の丸や社名の入った手旗。日本チームの3人が大型スクリーンに登場すると、一斉に棒状の風船などをたたき、会場のボルテージは一気に高まった。

 日本チームは22日深夜の準決勝で強豪オランダに破れて3位決定戦に回ったが、社員たちは「次はいける」と銅メダル獲得に望みをつないだ。23日未明、ロシアとの戦いが始まると、会場には「高木」コール。小柄ながら力強く引っ張る高木選手の滑りに「頑張れ」の声援が飛んだが、日本は一歩及ばなかった。

 試合を終え、安川員仁(かずよし)社長(63)は「日本のスケート勢がメダルを取れなかったことは残念」としつつ「また4年後にしっかり応援をしたい」と話していた。