日本オリンピック委員会(JOC)の被災地支援の一環で、八戸市からソチ冬季五輪の視察に訪れている杉村真唯さん(南浜中学校3年)が日程最終日の20日、ノルディックスキー複合団体を観戦した。日本は5位でメダル獲得はならなかったが、杉村さんは日の丸を背負って全力で戦う選手たちの姿を目に焼きつけた。

 杉村さんは17日にソチ入り。これまで日本が銅メダルを獲得したスキージャンプ団体やスピードスケート、フィギュア女子のショートプログラムなどを観戦した。

 ジャンプ団体では「目の前で日本のメダル獲得の瞬間に立ち会えて感動した」。だが最も興奮したのは、自身が部活で取り組むスピードスケート。男子1万メートルで、五輪記録を塗り替えて優勝したオランダ選手のレースを見て「残り10周になっても400メートルのラップが30秒を切っていた。ペースが落ちないのはさすが」と目を輝かせた。

 視察に本県から参加したのは杉村さんだけ。帰国後の3月5日には高校受験が控えるが「二度とできない経験をしたい」と申し込んだ。五輪で複数競技を視察し「日本選手の頑張る姿を見て、今までの自分を見直すことができた」と大きな収穫を口にした。

 JOCが招待したのは本県のほか岩手、宮城、福島、茨城各県で冬季スポーツに取り組む中学生14人。団長は、1992年アルベールビル五輪スピードスケート男子500メートルで銀メダルを獲得した黒岩敏幸さんが務めた。一行は21日にソチを出発し、22日に帰国する