団体で渡部暁斗(北野建設)湊祐介(東京美装)永井秀昭(岐阜日野自動車)渡部善斗(早大)の日本は5位だった。

 日本は前半飛躍(HS140メートル、K点125メートル)で6位と出遅れた。トップのドイツと1分5秒差でスタートした後半距離(20キロ)は第1走者の永井がチェコを抜いて5位に上がった。湊、渡部善、アンカーの渡部暁も追い上げたが、5位のままゴールした。

 飛躍3位のノルウェーが距離で25秒差を逆転し、長野五輪以来4大会ぶりに金メダルを獲得。ドイツが2位で、3連覇を狙ったオーストリアは3位だった。

◆離脱の主将思い「5人でレース」

 上位3チームに40秒以上も離されてのスタート。後半距離での逆転は難しかった日本勢4人はしかし、最後まで手を抜かなかった。エースの渡部暁は「大平さんの分もと思い、5人でレースしていた」。大けがで離脱を余儀なくされた主将、加藤大平の思いを背負って挑んだ。

 加藤は18日の個人ラージヒルのジャンプで転倒し、左肘の脱臼骨折と右肩甲骨にひびが入る重傷。本来は入るはずの団体メンバーから外れた。加藤は「主将なのにチームの士気を下げてしまった」と失意に暮れた。

 だが出場する側の意欲は上がった。前半飛躍で、永井は「おまえの気持ちは無駄にしない」と加藤のゴーグルを借りて飛んだ。残念ながら4人いずれも平凡な記録に終わり、結果は総合6位。メダル争いの大勢は、ここで決した。