2020年の東京五輪について、滋賀県の嘉田由紀子知事は19日、海外チームの事前合宿を県内に誘致する際の支援と、湖国で盛んな障害者らの芸術アール・ブリュットを日本文化に位置づけて発信することを、下村博文文部科学相に求めた。

 要望書では、ボートやカヌー競技などで海外チームの事前合宿を琵琶湖で受け入れられると提案。アール・ブリュットを、東京五輪の文化プログラムに位置づけることなども記した。

 下村文科相は「素早い提案で、東京だけではなく地方に頑張ってもらうのはありがたい」と応じ、アール・ブリュットは、五輪に先んじて県がモデル事業で発信することに期待感を示したという。

 また嘉田知事は、環境省で谷津龍太郎事務次官と面談。高島市内の鴨川河川敷に放射性セシウムに汚染された木材チップが放置されている問題で、国が処理する指定廃棄物の基準値以下の廃棄物を受け入れられる広域処理施設の確保などを求めた。