【旭川】19日に行われたソチ五輪のスノーボード女子パラレル大回転で、旭川市出身の竹内智香選手(30)=広島ガス、クラーク高出=が4度目の五輪挑戦でついに銀メダルをつかみ取った。旭川で、中学卒業後に下宿した上川で、ソチで、竹内選手にゆかりの人たちがレースをかたずを飲んで見守った。惜しくも銀色だったが、日本スノーボード女子初のメダルとなる勇敢なレースぶりに感動が広がった。

 竹内選手が卒業したクラーク記念国際高の旭川サテライトにはテレビ観戦会場が設けられ、午後2時すぎから始まった予選は義姉の竹内千晴さん(32)、おいの隆太君(6)ら約30人が応援。午後6時から始まった決勝トーナメントには兄の崇さん(33)らも駆け付け、約80人にふくれ上がった。

 竹内選手は予選を1位で通過。決勝トーナメント1回戦、準々決勝と勝ち上がるにつれ、観戦会場は熱気を増し、テレビ中継の音声が聞こえないほど。準決勝で勝利が決まった瞬間、会場は期せずして「智香コール」が起こり、メダル確定に泣きだす人も続出。崇さんも「ただただうれしい。ずっとメダルを待っていた」と涙した。

 決勝戦1本目。リードしてゴールすると会場の期待はさらに高まった。2本目の終盤でバランスを崩すと悲鳴が上がったが、銀メダルに「よくやった」と拍手がわき起こった。

 同高校時代の担任、木村真由さん(37)は「うれしいです。ひとまずお疲れさま、おめでとうと伝えたい」と笑顔を見せた。会場では、銀メダル獲得を伝える北海道新聞の速報紙面も配られた。