新種目の男子ハーフパイプ(HP)決勝でデービッド・ワイズ(米国)が92.00点を出し、初代五輪王者になった。マイク・リドル(カナダ)が90.60点で2位、ケビン・ロラン(フランス)が88.60点で3位だった。津田健太朗(尾瀬ク)は予選で53.00点にとどまって12人で争う決勝に進めず、22位だった。

 最初で最後と決めた五輪だった。フリースタイルスキー男子ハーフパイプで30歳の津田は、得点に直結する技の高さを出せずに22位で予選落ちし「自分の目指していた滑りを、残念ながら出すことができなかった」と悔しさを隠さなかった。

 後ろ向きに滑って踏み切る得意の空中技はアピールした。かつて取り組んだビッグエア、スロープスタイル仕込みの独特の回転技を終盤に連続で試みて「やってみたいと思う人が増えてくれれば」と話した。

 昨年12月に父勤さんをスキー場での事故で亡くした後も、五輪を目指して滑り続けた。今大会で競技の第一線を退く意向で、区切りの演技を終えるとさまざまなことが起きたこの2カ月間を振り返り「正直なところ、父の死を受け入れられないところもある」と涙を浮かべた。