「大空へ翔(はばた)け我(わ)が息子達よ 永井昭一」―。ソチ五輪ノルディックスキー複合代表の永井秀昭選手(30)=八幡平市田山出身=に、古里からパブリックビューイング(PV)で声援を送る家族、同級生が着込むそろいのパーカがある。2000年12月に亡くなった永井選手の父昭一さん=当時(52)=の遺志が背中にデザインされた「応援ユニホーム」。18日も複合個人ラージヒルに臨む永井選手へ、亡き父の思いも込め、みんなで力を届ける。

 パーカと「心ひとつに」の言葉を入れた応援タオルをデザインしたのは、同市田山の美容師米川拓也さん(30)。五輪出場が決まってすぐに同級生やその家族らに呼び掛け、初戦の複合個人ノーマルヒルに間に合わせた。

 「大空へ―」は、昭一さんの会葬礼にあった文言。「一番の応援者で、ずっと見守っていた天国のお父さんに、ひでちゃん(永井選手)の姿を見てほしかった」との思いから、どうしても入れたい言葉だった。永井選手の母綾子さん(59)も快諾してくれた。

 18日の個人ラージヒルに加え、20日は団体戦が待つ。「ソチ五輪で戦う姿をあと2回しか見られないのが残念」と名残惜しそうな米川さん。同級生の心を一つにしてくれたタオルとパーカで、世界に挑む大親友にエールを送る。

【写真=「大空へ翔け我が息子達よ」。永井秀昭選手の父が残した言葉をあしらったパーカで応援する米川拓也さん=八幡平市大更の米川さんが勤める美容室】

(2014/02/18)