ソチ冬季五輪第11日の17日、ノルディックスキー・ジャンプ男子団体で、日本は合計1024・9点で3位となり、この種目を制した1998年長野五輪以来16年ぶりのメダルを獲得した。今大会日本勢6個目。1041・1点のドイツが3大会ぶりに優勝した。

 日本は1回目に1番手の清水礼留飛(雪印メグミルク)が132・5メートル、3番手の伊東大貴(雪印メグミルク)は130・5メートルをマークし、ともにグループ2位の得点を出すなど、トップのドイツに11・5点差の3位につけた。2回目も大きなミスをせずにつなぎ、4番手でラージヒル銀メダルのエース葛西紀明(土屋ホーム)が1回目に続いて134メートルを飛び、銅メダルを獲得した。

 長野五輪後のスキーの長さに関する規則改定が逆風となり成績を残せない時期が続いた。葛西は「メダルの色は関係なく、4人で力を合わせて取れたことがうれしい。ワールドカップをずっと一緒に回ってきて、メダルを取れるか厳しい中、みんな一人一人いいジャンプをして頑張った」と力を結集してもぎ取ったメダルを喜んだ。

 カーリング女子1次リーグ最終戦で北海道銀行の日本はスウェーデンに4―8で敗れ、通算4勝5敗の5位で準決勝進出を逃した。日本の5位は1998年長野冬季五輪と並ぶ最高の成績となったものの、小野寺佳歩は「カーリング人生で一番苦しい戦いだった。五輪が素晴らしい舞台だと感じたし、今後の人生の糧になった。もっともっと強い人間になってこの舞台に帰ってきたい」とさらなるレベルアップへ力を込めた。小笠原歩も「もっと試合がしたかった。もう少しできたという悔しさと、よくやったという気持ちがある。世界の4強に入るにはスキップに差があると実感した」と話した。

 ボブスレー男子2人乗りで、日本の鈴木寛(北野建設)宮崎久(大倉山藍田学舎)組は4回戦に進めず28位。

 バイアスロン女子12・5キロは、ダリア・ドムラチェワ(ベラルーシ)が勝ち、今大会3個目の金メダルを獲得。アイスホッケー女子準決勝はカナダと米国が勝って決勝に進んだ。

 フィギュアスケートのアイスダンスはショートダンス(SD)首位のメリル・デービス、チャーリー・ホワイト組がフリーでもトップとなり、自身の世界歴代最高を更新する合計195・52点で米国勢として五輪初制覇を果たした。SDに続き、フリーの116・63点も歴代最高だった。

 フリースタイルの男子エアリアルは2011年世界選手権3位のアントン・クシニル(ベラルーシ)が決勝3回目に後方3回宙返り5回ひねりを決め、134・50点をマークして初優勝した。デービッド・モリス(オーストラリア)が110・41点で2位、賈宗洋(中国)が95・06点の3位だった。

 

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 第12日の18日はノルディックスキーの複合個人ノーマルヒル銀メダルの渡部暁斗(北野建設)がラージヒルで金メダル獲得に挑戦。好調な前半飛躍でリードできれば好結果が期待できそうだ。