ソチ五輪で日本人選手が活躍する中、スケート場がにぎわいを見せている。フィギュアスケートの羽生結弦選手の金メダル獲得に触発された格好で、十六日も多くの家族連れらが詰め掛けた。(飯田樹与)

大勢の来場者で混み合うスケートリンク=金沢市西泉で

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スケート場

 県内唯一のスケートリンクがある金沢市西泉の健民スポレクプラザ。千百平方メートルのリンクは、百人以上の利用者で混み合う。

 職員の谷内伸次郎さんは「二週連続で入場者数が新記録を更新している。五輪効果もあるんでしょうね」と顔をほころばせる。

 オープンから五シーズン目。この一月から日曜日ごとに利用者が増え、先週九日は六百三十一人に。バレンタイン企画のあった祝日の十一日には、過去最高の六百七十一人を記録した。シーズン始まりの十月~二月十五日までの入場者数は前年比127%。二月だけだと140%と好調だ。

 三歳の息子を連れてきた自営業の男性(35)は「羽生君みたいになれれば、なんてね。少しオリンピックを意識して来た」と笑う。小学一年生の娘が滑るのを見守る主婦(40)も「去年は全然スケートリンクに行くという選択肢はなかった。五輪がやっているから、潜在的に行こうと思ったのかも」とうなずいた。

スキー場

 県内のスキー場は雨に悩まされ、入場者数は平年並みか少ないという。それでも白山市内のスキー場を訪れた金沢市の藤守章子さん(32)は「わが家には(スノーボードハーフパイプ銀メダルの平野)歩夢君効果がありますよ」。ボードを楽しむ長男の奏良(そら)ちゃん(5つ)は、平野選手のようにオフシーズンはスケートボードで練習したいと話しているという。

 医王山スキー場は家族ゲレンデや比較的なだらかな斜面で初心者向け。現在、ボードの初心者向け教室はないが「来季以降、そういったことも企画しなければとは思っている」と話している。