ソチ冬季五輪スノーボードクロス女子に出場した藤森由香選手(27)=アルビレックス新潟=を、出身地の小県郡長和町大門の姫木平の住民ら100人余が16日夜、姫木コミュニティセンターで生中継を観戦するパブリックビューイング(PV)で応援した。3度目の五輪は1回戦で敗退となったものの、地元でスノーボードの腕を磨いた藤森選手の健闘に拍手を送った。

 住民らは町などが用意した「必勝」の鉢巻きをしたり「ガンバレ!由香ちゃん」などと書かれたシールを顔や服に貼ったりして藤森選手の登場を待った。予選を6位で通過すると、地元でレストランなどを営む父親の昭さん(63)は「本当の力はこんなものじゃない」と期待した。藤森選手の母親しのぶさん(60)、祖母知代子さん(86)も一緒に声援を送った。

 会場は姉で会場の応援団長を務めた太田由美さん(29)=茅野市玉川=が考えた動きに合わせ「フレー、フレー、由香ちゃん」と大きな声。準々決勝では4位につけたが、途中で転倒。悲鳴が起き、「あー」とため息も漏れたが、しばらくして再び「由香ちゃん」コールでたたえた。

 一緒にスノーボードを始めた由美さんは「由香が頑張る姿はいつも刺激になった」。けがなどで14歳で競技をやめたが、18歳の時に藤森選手に誘われて近くのエコーバレースキー場で一緒に滑ったことをきっかけに再び始めた。「厳しいトレーニングを積み重ねていたから本当に悔しい。トリノ五輪から8年間、よく頑張ったねと言ってあげたい」と話した。