ソチ冬季五輪フィギュアスケート男子6位となった高橋大輔選手と親交がある福井県敦賀市のニューサンピア敦賀アイスアリーナの山田哲生さん(59)は「けがに苦しんだが、演技からは集大成という思いが伝わってきた。お疲れさまと言いたい」とねぎらった。

 高橋選手は銅メダルを獲得した2010年バンクーバー五輪の翌年、ニューサンピア敦賀で2度合宿した。リンクを管理する山田さんは、氷の硬さやフェンスの色などを世界選手権の会場と同じにした。高橋選手は「そこまでしてくれた練習場は初めて」と感謝した。12年も練習に訪れた。

 山田さんは「普段は明るい好青年。スケート靴を履くとスイッチが入る」と印象を語る。悩み、苦しみながらも練習する高橋選手の姿が今も目に焼きついている。

 ソチ五輪では、けがの影響で4回転ジャンプを1度も成功できなかった。ショートプログラムで滑る音楽の作曲者が別人と判明する騒動にも巻き込まれた。「悔しさもあると思うが、いろんな経験があるから表現力は誰にも負けない。これが最後の滑りという気持ちも伝わってきた」と山田さん。3月には関大のリンクに会いに行く予定だ。