華麗な演技を披露した世界の「HANYU」を“勝手に”祝福―。フィギュアスケート男子でソチ五輪日本人第1号の金メダリストとなった羽生結弦選手。「人ごとには思えない」と同じ名前を持つ羽生市が、「金メダルおめでとう!羽生市も応援しています!」などと書かれたポスターを、市役所など市内三つの公共施設に掲示した。

 ポスターの「羽生」と「羽生市」は同じ縁取り、色もともに赤と2者の共通点をしっかり強調。市によると、1カ月ほど前から「市として応援する取り組みが必要ではないか」といった声が市民より寄せられていたという。フィギュア男子競技開始直前の13日にポスターを発注し、15日午前にお披露目となった。

 羽生選手の快挙に河田晃明市長も大喜び。「私たちに感動と勇気を与えてくれた。仙台市出身の羽生選手が、被災しても諦めず、乗り越えたことは日本に元気をもたらす」と賞賛した。市は羽生選手に祝電を送るという。

 周囲も慌しかった。ショートプログラムで世界歴代最高得点をたたき出した14日に、市民が「やるべー」と「勝手に応援団」を結成。具体的な活動はこれからだが、団長で羽生市のスポーツ推進委員の西山丈由さん(51)は「3月にさいたまスーパーアリーナで行われる世界選手権で応援したかったが、チケットを取るのが難しそう。この先ぜひ生で見てみたい」と応援していくという。