全力の演技に感動―。ソチ冬季五輪フィギュア男子フリーが行われた15日未明、高橋大輔、町田樹両選手の母校・翠松高など倉敷市内で応援集会があり、市民らが大声援を送った。メダルには惜しくも届かなかったが、岡山勢ダブル入賞を果たした2人の熱演に沸き返った。

 翠松高(同市平田)では教職員、生徒ら約150人が大型スクリーンで観戦。午前3時、町田選手が登場すると「フレーフレー樹」と熱いエールを送った。演技をまとめきって前日のショートプログラム11位から5位に巻き返す健闘を見せ、生徒たちは「最後まで諦めない姿に勇気をもらった」と目を輝かせた。

 続く高橋選手の滑走ではスティックバルーンを握る手に力が入る。世界屈指とされる巧みなステップと表現力にくぎ付けとなり、フィニッシュポーズを決めた瞬間、この日一番の歓声が起こった。

 「滑りながら本当にいい表情になってくれた。私の中では金メダル」と高橋選手の母清登さん(64)は感無量の様子。同時入賞したOB2人に高月賢太郎校長は「夢を諦めず、努力し続けた結果。『おめでとう、よくやったな』と声を掛けたい」とたたえた。

 高橋選手がスケートと出合い、練習に明け暮れたヘルスピア倉敷(同市連島町西之浦)でも地元住民や競技関係者ら約300人が応援。ジャンプが決まるたびに熱気が高まった。