【ソチ=報道部・木村敏郎】3大会連続で五輪出場を果たしたスピードスケート男子500メートルの加藤条治(日本電産サンキョー・山形中央高出)は13日夕、山形新聞の取材に応じた。悲願の金メダルには届かず5位だったものの「精いっぱい頑張った」と述べ、この4年間の挑戦を振り返った。以下は一問一答。

 -あらためてレースを振り返って。

 「1回目のつまずき(スタート直後にブレードの先端が氷に刺さる)で普段の何倍もの力を使った分、後半は脚が持たなかった。2回目の34秒77はいいタイムだった思う。スタミナがないという指摘もあるが、それは自分のスタイルだと受け止めている」

 -オランダ勢が表彰台を独占した。

 「オランダ勢は全員が調子を上げ、好タイムを出していた。テクノロジーか何かは分からないが、選手(の力量)だけではない力の差があったのかもしれない」

 -どんな大会だったか。

 「結果が出なかったので、やってきたことが正しかったのかどうか分からない。だが、(狙った大会に最高の状態で臨む)ピーキングなどで自信をつけてきたし、人間としても選手としても高いレベルで挑めたと思う」

 -4年後への挑戦も期待される。

 「今後については、まだ何も考えていない」

 -地元・山形でもたくさんの県民が声援を送った。

 「結果が出せなかったことは残念だったが、ここまで頑張ってくることができたことに感謝の気持ちでいっぱい。言葉は簡単だが、これが思ったままの気持ち」

 -母校・山形中央高の後輩、ウィリアムソン師円が初出場を果たした。

 「これまで頑張ってきた分、(5000メートルで最下位という結果に)悔しい思いをしたと思う。『そうやって強くなっていくんだなあ』と、しみじみと感じた。もっと強くなってほしい」